パニック障害とは
パニック障害は、きっかけが見当たらないのに、突然パニックが襲ってくるように感じてしまう病気です。激しい動悸やめまい、発汗、窒息感、手足の震えなどの発作が起こり、日常生活に支障が出るようになります。この症状は突然おこり今にも死にそうな感覚に陥ります。
この症状はしばらく安静にしていることで治まるようになりますが、いつ起きるか予想がつかないため、苦しい思いを再びしなくてはならないのではないかという不安や恐怖が常につきまとうようになります。(予期不安)さらにそれが「人目の多い場所で起きたらどうしよう」「他人や大勢の人にみられると恥ずかしい」といった悩みに見舞われ、これが高じてしまうと、電車の中やエレベータなど人混みの場所を避けるようになります(広場恐怖)。さらに進行すると外出そのものを避け、人前に出るのを嫌って閉じこもるようになり、正常な社会生活が営めなくなります。
治療
パニック障害の治療には、抗うつ薬や抗不安薬、認知行動療法、曝露療法、自律訓練法などが有効とされています。早期に適切な治療を受けることで、病気から回復し、以前のような日常生活を取り戻すことができます。
症状
- 強い不安感
- 非現実感
- 心臓がドキドキする
- めまい、ふらつき
- 体が震える
- 急に汗が出て止まらない、脂汗が出る
- 悪寒、火照り
- 胸の痛み