摂食障害とは
摂食障害は、食事や体重に異常な関心を持ち、食事制限、拒食、過食、嘔吐などの行動が見られる精神障害です。主に拒食症、過食症、過食嘔吐症があり、身体・心理的健康への影響が深刻とされています。
拒食症
拒食症は、明らかに体重が落ち、健康を害するレベルまで到達しているのにも関わらず食事を摂ろうとしない症状です。
症状
- 体重が気になって仕方がない
- 過度な運動をする
- 食べる量が極端に少なくなる
- 食事後体重増加を阻止するため嘔吐する
- 生理不順など
過食症
食べる行為をコントロールできず、悪影響があると分かっていて、やめたいと思っていても、食べることがやめられない強迫的な過食が特徴的です。
ダイエットの反動として過食がおこっている人や、それなりに痩せたい願望のある若い女性の場合は、過食が止まらないことで嘔吐を試みることがあるため、注意が必要です。
症状
- 常に食べるものがないと落ち着かない
- 食べる量の異常を指摘され人から隠れて食べる
- 目の前に食べ物があると食べずにはいられない
- 食べ方や食べ物がコントロールできない
- 空腹とは無関係に衝動的にたくさん食べてしまう
- 食べるスピートが早い
- 食べることによって生活に支障が出ているなど
治療
摂食障害の治療は、「薬物療法」「環境調整」「認知行動療法」「対人関係療法」の4つの方法があり、摂食障害の背景にある障害も含めて様々な治療を組み合わせて行います。